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ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ
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どうもみなさん。お元気ですか?
私は少しだけ元気です。
明日は土曜日ということでせっかく出張先にいるので、こちらで白川郷や五箇山の観光に出かけてみるか、以前の長期出張中に行きつけになったスーパー銭湯に行くか悩んでおります。どちらにいきましょうかね。
それは明日の更新時に発表します。
そんな本日ですが、「五月雨のはなし」をしたいと思います。
「五月雨」というと意味にピンとくるだろうか。
え?5月に降る雨のことじゃないの?
と思われる方もいらっしゃると思う。
まぁ、それもある意味正解。
本来の正しい意味は、
旧暦5月に降る長雨のこと。梅雨のこと。
という意味なのだ。旧暦5月というと、新暦でいう6月、そう今の時期なのだ。
もう、大体の地域が梅雨入りをしていることであるが、本当に梅雨の時期というのは最悪である。
ジメジメしてるし、晴れないし。
まぁ、そんな五月雨のはなしを少しだけ掘り下げようと思う。
五月雨といえば多くの方は次のことを連想するのではなかろうか。
「五月雨を あつめて 早し 最上川」
そう、これは松尾芭蕉が1689年に芭蕉自身にとって未知の国々や、僧侶である西行の足跡を辿るために出かけた「奥の細道」での一句である。
この句は文末に「最上川」とあるように、山形県の最上川を目にしたときに詠んだ句である。
実際には最上川を目にした、というより最上川を川下りしたときに詠んだ句であるという。
意味としてはそのまま
「梅雨に降る大量の雨で流れが早いよ、最上川」といったところか。
それもそのはず、最上川は日本三大急流の一つであり、特に梅雨の時期に増水した川の流れは非常に早いはずだ。
そのスーパーデンジャラスな最上川を舟で下ったというのだからすごい。
そんなスーパーデンジャラスな体験をしてこの名句が生まれたのだろう。
因みにこの句が最初に生まれたときは
「五月雨を あつめて すゞし 最上川」
だったという。
「五月雨がたくさん流れる最上川は涼しいなぁ」という風流な句である。
これは「あつめて 早し」の句が出来る少し前に山形の句会にて芭蕉が詠んだ句なのだ。
それを後日、最上川を川下りした芭蕉は以前の句会でよんだ「あつめて すゞし」を改案して「あつめて 早し」にしたのだと言われている。
なるほど、あの名句にはこんなエピソードがあったのか、と思わせるような話を一ついたしました。
その他にも「五月雨」と言えば、
ビジネスシーンでよく使われる「五月雨式」なんて言葉もある。
五月雨式とは、梅雨の雨のようにだらだらといつまでも続くとこと
を言う。
一つの案件を複数回に分けて連絡・報告した時や納品が分割されてしまったときなどに
「五月雨式ですみません」というように使う。
私はこんな小洒落た言葉を使ったことは無いが今後使ってみようと思う。
まぁ、実は「五月雨」という言葉も普段注目することはないが、実は注目してみると面白い、そんなお話しでした。
週末で疲れていてまとめがうまくできないけれどこれにて終了します。
ではまた明日!
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