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ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ
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どうも、こんばんは。
ようやくテレビがない暮らしに慣れてきました。テレビがない生活も静かでいいものですね。
そんな悟った本日もセッセとブログ更新です。
なんと本日で記念すべき10回目。
と言うわけで10回目に相応しい話を!と力を入れて書きたいところですが、変に力を入れずにいつも通りなんでもないような事を書いていきます。
本日は「太郎太刀のはなし」です。
近年では若い女性を中心に「日本刀ブーム」なるものがきているそう。
大きな要因はゲームの影響で、今巷では物凄いことになっているらしい。
なんでも日本の名刀を“イケメン男子”に擬人化させ、それを女性がキャーキャー騒ぎ立てているのだという。
それがいいのか悪いのかはさておき、そういった日本独自の文化が注目されるのは良い傾向だろう。
今度は、ゲームの影響なんかではなく日本刀そのものの美しさや勇ましさ、そして、その日本刀にまつわる歴史やエピソードなんかに注目して欲しい。
で、本日のタイトルの「太郎太刀」の話に移る。
私はこの刀を見た事があり、見た時に非常に驚いた。
画像などアップするのが面倒ですので是非皆さんも調べて欲しいですが、もし見たことがある方がいれば共感してくれるのではないかなぁ、と思います。
この刀の特徴は何と言ってもそのスケール感。とてつもなくビッグサイズである。
何と刃渡りが221.5cmで重さが4.5kg。
通常の日本刀のは長さ90cm前後で、重さが1.5kg程度という事を考えればそのとてつもない大きさに驚くと思う。
この太郎太刀があるのは、愛知県名古屋市熱田区にある熱田神宮。
熱田神宮には三種の神器の一つでもある草薙剣が奉納されている事でよく知られている由緒ある寺社である。
数年前に私が行った時は、熱田神宮の宝物館を入ってすぐのところに展示がされていた。
とてもじゃないけどこんな刀持って戦えないだろうとは思ったが、誰も当時の戦さの様子は分からないので、それは歴史のロマンとして思いを馳せるのが良いだろう。
この太郎太刀を所有していたというのが戦国時代の武将、真柄直隆という人物である。
真柄直隆は朝倉氏の家臣で戦国時代きっての猛将として有名。
文献によれば身長は2メートルを超える体躯で、体重はなんと250kgだったと伝わっている。
因みに体重が250kgというとかつて大相撲で活躍した横綱、武蔵丸とほぼ同じであるのでとてつもなくヤバいことがわかるだろう。(武蔵丸は237kgだった)
そんな大男なら太郎太刀を片手に戦場を駆け抜けてたというのはありえない話でもない。
これこそ本当に歴史のロマンである。
さて、そんな真柄直隆も1570年の姉川の戦いで敵陣に太郎太刀を振りかざして奮戦するのだが徳川軍の前にて果てたのであった。
猛将の悲劇をも知る、戦国時代の変わった日本刀、みなさんも興味がでてきたでしょう?
是非、あなたの目で太郎太刀の大きさを確かめてみてはどうだろうか。
熱田神宮で是非ご覧あれ!
※石川県の白山比咩神社にも太郎太刀が奉納されており、それが真柄直隆が使用していたものとも伝わるので白山比咩神社にも行ってみよう!
ということで、本日はここまで。
日本刀を一つの美術品として見ても結構ですが、歴史的な背景なども知った上で鑑賞するのも面白いのかもしれません。
この夏は“熱”田神宮で、“熱”い夏を過ごしましょう!
今回は明日朝早いので少し早いけど終了。
おやすみなさい。
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