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ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ

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やっほー☆
ワタナベだよー☆

というわけで本日も先週末に旅したことを歴史探訪としてご紹介いたします。

本日紹介するのは7/28(土).29(日)の模様をお送りします。
旅先は信濃国、そう長野県です。

28日(土)は長野市の「松代」へ行きました。

早朝、金沢を少しブラブラした後直ぐに新幹線で長野駅へ!

長野駅から路線バスでいざ松代へ。

松代は正確には長野市松城町という地名のことで、1966年に元々長野県埴科郡松城町だったのを長野市を含むその他の市町村と合併し今の長野市松城町という地名になりました。


兎に角ここ松代は、江戸時代の「松代藩」だったことに関する観光を推していまして、この地区全体が松代藩時代の街並みなの景観を維持・保存しているため本当に街並みが綺麗でした。


中でも、松代藩といえば昨年大河ドラマでも話題になった「真田丸」の“真田家”所縁の藩です。
松代藩の初代藩主が真田昌幸の長男であり、あの真田信繁(幸村)の兄であった「真田信之」なのです。

以降、松代藩は真田氏が代々藩主となって納めた地域でしたので昨年の大河ブームも相まってこれでもかというほど真田推しです。


「真田丸」を全話観ていた私にとっては非常に喜ばしいことで本当に楽しめました。



また、後述しますが私のこの松代の旅の本来の目的は太平洋戦争末期に計画されていた「松代大本営」の跡を見に行くことでした。
実は江戸時代だけでなく、近代でもこの松代は歴史的にも注目されていた地域だったのです。


さらに、ここ松代は幕末にかの有名な「佐久間象山」出生の地です。
佐久間は松代藩で学び、最終的に幕末に日本を動かす火種を作ったということですね。




そういうこともあり、松代では
・戦国時代
・江戸時代
・幕末
・太平洋戦争

という幅広い歴史を体感することができる日本でも屈指のスーパー歴史地域で、私のような歴史好きには超興奮のスポットでした。




前置きが長くなりすぎましたが少しずつご紹介していきます。



まず、最初に訪れたのは松代藩時代の藩士の旧住宅跡であります「旧横田家住宅」です。



1800年前半に建築された中級武士の住宅です。
当時の武士の生活を、垣間見ることができました。中級武士というと現代でいう県庁職員と言ったところでありましょうか。
質素の中にも良い暮らしをしている、という感じが見受けられました。
敷地も相当広く、庭園と菜園があり自ら野菜などを栽培していたことが分かりました。




そして、続いてはそこから徒歩で五分程の場所にある「山寺常山邸」です。
山寺常山は儒者・鎌原桐山、維新の先覚者・佐久間象山とともに“松代三山”と呼ばれ、寺社奉行、郡奉行を務めた方であり、この山寺常山の邸宅を今でも見ることができました。



元々ここには武家屋敷が建築されていましたが主屋は大正時代までにほとんど失われており、現在は復元された小規模な建築物があります。
庭園は非常に綺麗で池には無数の鯉が優雅に泳いでおりました。



さて、綺麗な情景で目の保養を行なった後は戦中の惨劇を見るために「松代大本営跡」へ向かいました。

松代大本営を簡単に説明しますと、太平洋戦争末期に本土決戦に備えて当時東京にあった中枢の大本営を松代に移すという計画のもと松代の山々の地下や麓に大本営を建設するというものでした。

その大本営を建設した遺構を見ることができます。

まず、「もうひとつの歴史館」という歴史館?へ行きました。
ここでここの歴史館のスタッフの方にこの松代大本営の概略や、建設工事の事などについて一通り説明してもらいました。
私1人の為に説明して下さり、良く概要が分かり大変満足しました。

その後、すぐ近くの象山という山に掘られた大本営の遺構である地下壕にいきました。



ヘルメットをかぶりいざ地下壕内部へ。
夏だというのに中は物凄く寒かったです・・・。
気分はシベリア。
現在見学出来るのは入り口から500mまでのところまでで、内部は掘削の跡が生々しく残っていました。

地下壕はこの象山という山以外にも他2つの山でも掘られていたのですが僅か9ヶ月で全長10kmを掘り進めたというのだから驚きです。

労働者の苦労が暗闇から伝わってきました。
主に朝鮮からの労働者ということで、殉職された方も多いと聞きましたので亡くなった労働者へ祈りを捧げつつ地下壕を一通り回ってきました。



いやー、すごい場所だなぁと。
ここは本当にオススメです。



悲惨な歴史の遺構を見学した後は「象山記念館」という佐久間象山の記念館へ行きました。特に写真はありませんが佐久間象山所縁の品などが多数展示されてました。
物凄く頭の良い方だったのが分かりましたね。



そして、私の旅はまだまた終わりません。
その後結構歩いて、「旧前島家住宅」へ。



松代藩士の前島氏の住宅で、1759年に建築された武家屋敷であり松代で最古の武家屋敷だそうです。
この旧住宅も凄く落ち着くスポットで、まるで禅寺へ来たような心の安らぎを得ることが出来ました。




旧前島家住宅は他の松代の観光スポットから離れていたので歩き疲れましたが、ようやく松代の中心地へと歩みを進めます。


続いてまたしても旧住宅シリーズ。
「旧樋口家住宅」です。



松代藩士の樋口氏は前述した横田氏や前島氏よりも家格は上で、藩の要職を歴任した家系でした。
つまりは上級武士であり現在でいうところのキャリア官僚のようなものでしょうか。
やはり、中級武士の武家屋敷と比べると違いは顕著でした。
全てが少しずつグレードアップしているのが良く分かります。

これは皆さんも実際に行って見てみないと分からないと思いますので是非実際に行って比べてみてください。




その後はすぐ隣の「旧白井家表門」を見ました。
立派な門でした。以上。



そして、遂にメイン観光スポットへと駒を進めます。

まずは「文武学校」です。
これは松代藩八代藩主・真田幸貫が水戸の弘道館にならって藩学校の設置を計画し、九代の真田幸教の時に設置された藩校です。



ここでは、教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所、柔術所、弓術所、槍術所などが配置されており見ることができました。

ここには休日ということもあり、沢山の観光客で賑わっておりました。
小学生くらいの子供たちが様々な体験型の学習?的なことをボランティアスタッフの方々と行なっており、当時の藩校の教育を現代の子供たちが体験するという非常に良い光景を見ることができました。
こういう当時の学びを体験出来るのはいいですよね。




そして、続いて「真田邸」へ。
ここ真田邸は九代藩主・幸教が、義母・貞松院の住まいとして1864年に建築した松代城の城外御殿で、当時は「新御殿」と呼ばれていたところでした。

もう本当にここは素晴らしいところで、この御殿は兎に角細部まで綺麗な装飾などがあって「ここに住んでみたい!」という感情を出さずにはいられなかったですね。
庭園は物凄く綺麗で、やはり他の藩士の旧住宅の庭園とは比べものにならないほど立派なもので、「これが藩主の御殿か!」と心底実感するものでした。



いやー、こんなに素晴らしい邸宅なら一生松代に住んでもいいと思いましたね。



松代の旅も終盤戦です。
続いては「松代城跡」に行きました。



松代城は武田信玄と上杉謙信が川中島合戦で、武田側の拠点として築城されたといわれています。千曲川の流れを外堀とする天然の要塞で、当時は「海津城(かいづじょう)」と呼ばれました。
江戸時代にはここ松代城を中心に松代藩の城下町が発展して行きました。



2004年ごろにこの門を始め復元され、今では天守などの建造物は無いものの立派に整備され復元されております。





さて、松代の旅はまだ終わらないのですが少し長くなってしまったので一旦区切ります。

この後行った「真田宝物館」と29日(日)に行った上田は共に真田氏の歴史についてなので関連するところがありますので後日改めて記事を書きます。




というわけで松代の観光について紹介させていただきました。

本当にいいところです!

また行きたい!!

あの素晴らしい街並みや、整備された水路などは必見です!

ぜひ行った方がいいです。


それでは、また!

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