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ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ

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どうも、みなさん。
こんばんわ。

7月に入りまして暑い日が多くなってきましたがみなさんはどうでしょうか。
新潟も例外なく暑いです。

そんな本日は私の趣味の1つである読書から、お話を1ついたしましょう、ということで少しおすすめ?の読書スタイル?についてお話できたらなぁと思います。

そんな本日は

「岩波文庫のはなし」

です。それではいきます。




まず、みなさんは岩波文庫とは何か知っているだろうか。
岩波文庫というのは株式会社岩波書店が発行している文庫本のレーベルのことで、日本で初めての文庫本シリーズとして知られている。

私は学生時代に書店でアルバイトをしていたこともあり、書籍のことについては割と詳しいので「岩波文庫」と聞くとすぐに想像ができるのだが、あまり本について興味がない人は岩波文庫自体が分からないだろう。

分からない方岩波文庫はこのリンクを踏んで岩波文庫公式のページに行けば「ああ、これか!見たことある!」と思うだろう。

あの独特な文庫の表紙。たまらないですね。
シンプルというのか、規律がとれているというのか。
凄く知的好奇心をくすぐる様な無機質すぎるくらい無機質なデザインは最早、芸術の域に達しているだろう。



因みにどうして岩波文庫の紹介をするかというと、丁度1週間前のTBS系列のテレビ番組「林先生が驚く初耳学!」で、林修先生が「岩波文庫がしっかり置いてある書店はいい書店だ」と言っているのを聞いて、

この話をいつするか?

「今でしょ!」

と思った次第である。



と、そんな下らない話は置いといて、次に進む。

そんな岩波文庫だが、読書に慣れていない方には取っ付きずらい。
というのも、岩波文庫は古典的な文学作品や外国文学、美術書や宗教関係の本などが収録されており普段本を読む私でも労力がいるものが多数ある。(私は歴史や宗教、民俗学くらいしか読まないが)


なので、そんなに読書に慣れていない人や苦手だけど興味がある、という方におすすめの岩波文庫読書術?をお教えしたいと思う。



それは簡単!岩波文庫を無理やり一冊読もうとするから続かなかったり、飽きてしまうのだ、だから『岩波文庫解説目録』を読めばいいのだ!


岩波文庫解説目録ってなんだ?と思う方は簡単に入手出来るのでゲットしてほしい。
岩波文庫解説目録
この上記のリンクをからPDF版でも読めるし、大きな書店に行けばテイクフリーで入手できる。
因みに私は新宿の紀伊国屋書店で入手している。


解説目録なので、全岩波文庫についての目録なのだが、それについて少し解説が書かれている。
他の書店の文庫本にもこういった類の解説目録はあるが(例:ちくま学芸文庫・講談社学術文庫など)やはり岩波文庫のようなポピュラーな古典文学作品の解説目録だけあって歴史的に有名な本や、竹取物語のような日本の超有名古典についても解説が載っているので、面白い。


では、何冊かの本について解説目録を抜粋してみたい。


ではまず有名どころから


夏目漱石 『我輩は猫である』

猫を語り手として苦沙弥・迷亭ら太平の逸民たちに滑稽と諷刺を存分に演じさせ語らせたこの小説は『坊っちゃん』とあい通ずる特徴をもっている。それは溢れるような言葉の湧出と歯切れのいい文体である。この豊かな小説言語の水脈を発見することで英文学者・漱石は小説家漱石となった。




この数行の解説が載っている。
前半は作品のあらすじ、後半は作品のテイストの紹介のようにこんな感じでどの文庫も掲載されている。


他には
『源氏物語』

主人公源氏の胸中に深く刻まれた継母藤壺への思幕を出発点として、栄光と寂寞の生涯を辿った四十四帖。そして息子薫の世界を描く宇治十帖。始発から終末まで七十年余の時代を追うこの物語には王朝文化の粋が結集され、後世に絶大な影響を与えた。三条西実隆筆青表紙証本を底本とし、複雑な文脈を解きほぐす注を施す。



と、源氏物語はこのような解説が。
源氏物語ってそういう物語なんだ、というのが分かる。


このような感じでこの少しに文に詰まった解説を読むことでその本のちょっとしたあらすじを知ることが出来き、またその作品の歴史的価値などが分かって勉強になる。
また、少しは読んだ気になる。



なにより、この解説を知ることによりその作品に興味が出てくるかもしれない。

それこそが、読書をする上で大事なことである。


なので、ぜひこの『岩波文庫解説目録』をお手元に用意してそれぞれの解説を読んでみよう。

今まで知らなかった多くの作品を知ることができるだろう。そして、実際にその本を手にとってみようと思うだろう。


そこまでくれば自然に読書を最後まで継続して行えると思う。


まずは自分にとっての読んでみたい一冊を探してそこから読書の扉を開いてみるのはどうだろうか。
無趣味の私はそれで、読書という趣味を継続できているのでいい読書術?なのではないかと考える。



ぜひ、皆さんのベスト岩波文庫を見つけてみませんか?







ということで本日は終了です。

本当に岩波文庫は難しい作品が多くて読むのに苦労しますが学ぶことが多くて本当にいい文庫です。

読まず嫌いが1番もったいないことだと思います。


少しでも読書に興味があればおすすめです。


レッツ読書!



おやすみんみんぜみ!!
(そろそろ蝉が鳴く季節です。暑さに負けるな!)

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