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ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ
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どうも、こんばんは。
本日もなんとか更新します。
あっという間に土日が終わってしまい、また明日から仕事かぁ、と嘆きたくなるようなこの日曜の夜。
この悲哀をブログにのせて発信できたらなぁ、と思います(実際にはそんなことしません)。
さて、本日は新カテゴリー“文化”から
「花札のはなし」です。
私自身が好きなゲームは何かと聞かれたら真っ先に挙げるのは
「信長の野望!ウイニングポスト!Koei最高!」
と答えますが、果たしてそれでいいのか?
社会人になったのに、そんな何の風情もないテレビゲームを挙げてしまっていいのか?
いや、それは断じて駄目だ。
正しくはこうあるべきである。
「花札にて候。」
これが正解。
こんな風情のある満点解答があるだろうか、いやない。
(深夜なので訳わからん事を書いてるのは承知なのだが、お付き合いください。)
そんな、風情があるゲーム。それが「花札」である。
まぁ、「好きなゲームは何か?」なんて聞かれる事は無いと思うが、「趣味は何か?」と尋ねられた時でも「花札!」と答えたら何かカッコ良くないか。
一味違う、知的な印象を演出してくれるだろう。
今回はそんな花札についてお話する。
まず、花札ってそもそも何なのか、と言うと江戸時代中期に生まれた「カルタ」の一種であり、上流階級の女性たちが嗜む遊びであったという。
本来は外国から入ってきたカルタを日本風にアレンジして、当初は教育用の遊びだった。
絵札を合わせて遊ぶという現代とも通づるルールで当時も親しまれて来たらしい。
花札と言えば賭博のイメージも強いかもしれないが、いつ賭事の対象となったのははっきりとは分かっていない。
ただ、花札が賭博になった経緯として数字のような分かりやすい記号でなく、絵柄だけしか描いていな為に賭博だと分かりにくいという抜け道的な発想から一気に賭博として発展していったのだという。
その賭博性から近代に至るまでずっーと禁止されていたことが判明している。
禁止令が出る度に絵柄を少しずつ変えていき今の花札が成立した。
花札のルールだが正直いって多すぎてここでは一概には言えないが、同じ絵柄をとって得点を競う遊びだと覚えておけばいいだろう。
ローカルルールも非常に多くてなかなか遊び方は難しいゲームの一つである。
そして、花札と言えばやはりその絵柄の美しさに目を惹かれるのではないだろうか。
花札は1月〜12月の札が4枚づつの計48枚で構成されている。
1月から12月まで挙げていこう。
【1月・睦月】松に鶴(マツにツル)
【2月・如月】梅に鶯(ウメにウグイス)
【3月・弥生】桜に幕(サクラにマク)
【4月・卯月】藤に不如帰(フジにホトトギス)
【5月・皐月】菖蒲に八橋(アヤメにヤツハシ)
【6月・水無月】牡丹に蝶(ボタンにチョウ)
【7月・文月】萩に猪(ハギにイノシシ)
【8月・葉月】芒に月(ススキにツキ)、芒に雁(カリ)
【9月・長月】菊に盃(キクにサカズキ)
【10月・神無月】紅葉に鹿(モミジにシカ)
【11月・霜月】柳に小野道風(ヤナギにオノノミチカゼ) 柳に燕(ツバメ)
【12月・師走】桐に鳳凰(キリにホウオウ)
と、こういった種類になっている。
因みに10月の紅葉に鹿の絵柄は、鹿がソッポを向いていることから「シカト」の語源として良く知られている。
この絵柄の種類を見ても本当に勉強になる。
でも、この月と絵柄の種類を照らし合わせた時に何か違和感がないか。
そう、実は花札の月は旧暦なのである。
2月の梅や3月の桜は、今となっては咲いていることもあるがまぁ少し早い。
菖蒲も6月に旬を迎えるし、月は中秋の名月を指している。
恥ずかしながら私は幼少から花札をやっているのだが、つい最近までこの暦が旧暦だとは思わなかった。
でも、この花札のお陰でこの花ってこの季節に咲くんだ、などと勉強になった。
やはり、当初は花札が教育的な意味合いを含めていたのが良く分かる。
花札の絵柄は本当に無駄がなく洗礼された日本の花鳥風月を非常に上手く現していることに感心する。
昔から日本の美的センスは現代と通じるところがあるようだ。
これがアメリカとかなら8月はライ麦で9月はアーモンドとかなのかなぁ、とか想像してしまう。
動物はリスとかプレーリードッグとか描かれるのかなぁとか。
何が言いたいかというと、日本の素晴らしい自然や風景ってやっぱ最高だ!ということ。
日本に生まれて良かった〜。
と思い、特に花札についてあまり詳しく描いてないですが日本人として誇りを実感できたところで本日は終了です。
眠い寝ます。
おやすみ。
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