忍者ブログ

ナベログ!

ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ

2025/05    04« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


どうも、こんばんわんだふる!
最近はすぐ眠くなってしまい、老化をひしひしと感じております。
本日も頑張って更新です。

さて、本日は少し夜も遅く眠いこともあり簡単にミニ歴史を一つ。

何を記事にしようかと迷いましたが、今回は「憲兵」についてにしましょう。


みなさんは「憲兵」と聞いてピンときますでしょうか?

兵隊?軍人?結局何をしてる人なの?

このような人が多いはず・・・?ですよね。


「憲兵」が何いったい何なのかというとですね、以下引用をしますのでご参照ください。



けん‐ぺい【憲兵】 の意味
出典:デジタル大辞泉
陸軍で、軍事警察をつかさどる兵。また、その兵科。日本では明治14年(1881)に創設され、陸軍大臣の管轄に属した。のち、しだいに権限を拡大し、一般民衆の思想取り締まりを主要任務とするようになった。第二次大戦後に解体。
(goo辞書より引用https://dictionary.goo.ne.jp/jn/70784/meaning/m0u/)



つまりは軍隊の中の警察組織なんですね。
軍部を取り締まる役割が憲兵にはありました。

ここで注目して欲しいのは「憲兵」というのは“兵科”の一つということなんです。
兵科というのは
・歩兵
・騎兵
・砲兵
・工兵
・輜重兵
・憲兵
・航空兵
という区分分けがされており、技術部・経理部・衛生部・軍医部・軍学部・法務部という専門的な各部の兵隊ではなく、あくまでもその他の一般的な軍人の中に上記の兵科に区分けがされており憲兵が存在します。


従って、経理部や軍医部の兵隊が憲兵になるということはまずありません。(もしかしたらあるかもしれません)


一般的な軍人は軍学校時に希望の兵科を選択して各兵科へと進みます。
(因みに徴兵の場合は選ぶ余地はないらしい)
しかし、士官学校などの兵科希望には「憲兵」の選択肢は無く若くして憲兵になることはない規則らしいです。


では、どうやって憲兵になるのでしょうか?
それは一般的な会社のように転属みたいなものがあり、転科ができたようです。
転科の際は陸軍憲兵学校に数ヶ月通い、憲兵としての訓練を積みます。
そうして晴れて憲兵へとなることができます。


しかし、憲兵という兵科は全くもってエリートコースではないんですね。
武功をあげる機会もないですから昇進の芽はほとんど皆無ですし、他の歩兵などと比べると出世は見込めません。
なので、憲兵というのはある意味エリートコースから外れた兵隊がなるものだったようです。




憲兵の特徴としては、職務上の性質から悪さを働いた軍人を取り締まりをしなくてはいけませんので、憲兵は自分の階級の二つ上の階級まで逮捕する権限がありました。
例えば憲兵中尉であれば少佐を、憲兵少将なら大将を、というように。
ですので、その権限を振りかざして高圧的な態度の憲兵も多く一般の軍人にとっては嫌な存在であったようです。

二つ上の階級を取り締まれる権限があるということで、実は憲兵の階級は“中将”までしかないんです。憲兵の最高階級として憲兵中将が最高峰ということになります。
そういったことも、エリートコースではない所以なのかもしれません。




また憲兵は司法警察権も掌握でき、一般の警察と同様に一般国民に対する思想弾圧や反戦思想の取り締まりをするように次第になっていきました。
実は軍人だけではなく、そういった一般人に対しても取り締まる権限を有していたんですね。



そして、上記と関連して憲兵と言えば「甘粕事件」のような歴史上有名な事件をお話しとくべきでしょう。

1923年に起きた関東大震災の直後に東京憲兵隊渋谷憲兵分隊長兼麹町憲兵分隊長であった甘粕正彦憲兵大尉が社会主義思想家であった大杉栄と伊藤野枝らを殺害する事件が起こります。

これもやはり憲兵の一般国民に対する思想への取り締まり権限があったことがこの事件へと繋がってしまったという例の一つです。


軍人が一般人を殺害するまで発展してしまうのは何が何でも酷すぎるとは思います。しかし、当時の憲兵としては戦争の為に正常な判断ができずにと、いうこともあったのでしょう。



しかし、当時の憲兵の役割として軍隊の風紀や規律を乱さないこと、そして反戦思想を取り締まることこそが大事な職務であったことこら憲兵がいなければ大きな乱れが生じたことでしょう。



さて、本日は少しだけ「憲兵」についてお話しましたがいかがでしょうか?
少しは憲兵について知ることがてきましたか?


甘粕事件について折角触れたので甘粕正彦についてもっと熱く語りたかったのですがそれはまた今度にします。
甘粕正彦もこの後逮捕、釈放されてからも軍人として様々なことに関与し数奇な人生を送ります。きになる方は甘粕について調べてみるのもいいかもしれません。



それでは眠すぎるので寝ます。

おやすミルタンク!
(ポケモン金銀のジムリーダー戦でミルタンクのころがるに苦戦した苦い思い出がある方はおおいでしょう。眠すぎてわけわからんことしか言っていないのを御容赦下さい。)

拍手[1回]

PR
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

プロフィール

HN:
ワタナベ
性別:
男性

P R

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

バーコード

忍者カウンター

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- ナベログ! --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]