ナベログ!
ワタナベのワタナベによるワタナベのためのブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
どうも、こんばんは。
出張先でテレビが無く、孤独感と虚無感のダブルパンチで瀕死状態ですが、なんとかこちらだけは更新しようと頑張っております。本日もお付き合い下さい。
そんな本日は最近、地域の話を立て続けに行いましたのでもっと為になるような、明日誰かに話したくなるような話を書ければと思い執筆致します。
題して「鉄のはなし」です。
実は今回書こうとしていることは、「鉄」そのものの、本来の意味の鉄の事を書こうとしているのではない。
物質的意味での「鉄」のことでは無く、今みなさんが画面越しにみている「鉄」というビジュアル的な「鉄」についてのことを言っている。
そもそも鉄という漢字がどういう成り立ちで現在まで使用されてきたかご存知だろうか。
実は「鉄」という字が本格的に使用され始めたのは結構最近で、大凡1940年前後から使用をされてきたそうだ。
というのも、鉄は元々「鐵」の新字体であり1940年より以前は日本中の誰もが「鐵」の漢字を使用していた。
新字体は所謂、常用漢字というやつで昔の仰々しい複雑な漢字を分かりやすい簡略化された漢字に制定したのが新字体、と言えば分かりやすいだろうか。
例を挙げると
氣→気 國→国 體→体 壽→寿 縣→県
などなど、挙げればキリがない。
特によく見かけるのは名字で旧字が使用されているのことを例に挙げると分かりやすいだろうか。
櫻井さんの桜、廣瀬さんの広、濱口さんの浜など、これらも新字体ではなく旧字体がそのまま使われてい、という一例である。
おっと、話が脱線仕掛けているのでここで話を「鉄」に戻そう。
(私が旧字マニアなのはここだけの話です)
鉄も最近までは鐵であったので案外歴史は浅い、新参者というワケである。
そこで、みなさんはこんな話を聞いたことが無いだろうか。
「鉄という字は“金”を“失う”と書くから企業名での使用が避けられるている」
よくあるのが鉄道会社。鉄では無く鐵が使用されている事か多々ある。
例えば静岡県を走る「大井川鐵道」や北関東で、SLが有名な「真岡鐵道」なんかがその主たる例である。
他にも製鉄会社などでこういった現象は起きており、あえて鉄ではなく「鐵」を企業の正式名称として採用していることが多く見受けられる。
そこで、私も今回初めて知ったのだが
「あれ?JR各社って普通に“鉄”の漢字使ってるよな、さすがにJRともなればそんなこと気にしないんだなぁ」と思っていたが、みなさんJR各社の企業名をよ〜く目を凝らしてみてみて下さい。
全てのJRの鉄道の漢字が「鉃道」になっになっていることを確認できただろうか???
そう、金編に矢の「鉃」を使用しているのだ。
これには筆者も唖然、騒然。あのJRさんも「鉄」を避けていたのだ。
あれ、ちょっと待てよ、ではJRの前身の「日本国有鉄道」もそうだったのか!?と思い調べたところ旧国鉄はまさかのそのまま「日本国有鉄道」でした。
実はJR各社が「鉃」を使用したのは国鉄時代に経営困難で赤字に苦しんだ辛い過去からなんだとか。
つまり、国鉄時代から経営を一新しよう、という意気込みがあったワケである。
さて、いかがだったでしょうか。
今回の「鉄」の事例から見ても分かるように、日本は昔からこういった迷信染みたことが凄く多いと思います。
それが、何故だかは分からないし、お国柄と言ってしまえばそれまでかもしれないが、本当に些細な事を気にしすぎると、つくづく今回の事で思いました。
でも逆に言うと、そういった些細な事でも気にすることが出来ることって素晴らしいことなのではないでしょうか。
拘りを持っているという信念の強さや矜持。
いや〜、カッコいいですね〜。
私もそういった何か拘りを持った大人になりたいなと改めて思いました。
というわけで、本日は「鉃のはなし」をお送りしました。
最終的に少し結論がそれてしまいましたがそこはご愛嬌ということで、勘弁して下さい。
この時間になると本当に何書いてるんだか訳わからなくなるんですね。
それでは、お休みなさい。
PR
プロフィール
HN:
ワタナベ
性別:
男性
最新記事
(08/29)
(08/26)
(08/21)
(08/16)
(08/06)